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モーニングページで脳が整う理由:創造性と自己対話のメカニズム

習慣, 脳科学5 min read

モーニングページとは?

「モーニングページ」は、アーティストであるジュリア・キャメロンが著書『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』で提唱したメソッドです。方法はシンプル。朝起きてすぐ、ノートに3ページ分、頭に浮かんだことをそのまま書き出すだけ。

誤字も文法も気にせず、ただ思考を「書き散らす」この行為が、なぜ脳を整え、創造性を開花させるのでしょうか?

ずっとやりたかったことを、やりなさい。
ずっとやりたかったことを、やりなさい。
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モーニングページのやり方

  • 朝起きてすぐに手書きで書く
  • A4のノートに毎日3ページ書く
  • 頭に浮かんだことをそのまま書く(何も書くことがないと書いてもいい)
  • 誰にも見せない
  • 自分も見返さない(少なくとも8週間は)

理由①:脳の“思考のゴミ”を掃き出すデトックス作用

私たちの脳は、目覚めた直後に思考の「ノイズ」を多く抱えています。不安、予定、昨日のモヤモヤ…。これらが頭の中を占拠したままでは、集中や創造的な活動に取り組みにくいのです。

モーニングページは、その“頭の中のゴミ”を外に出す行為。実際、心理学でも「ジャーナリング(書くこと)」は感情の整理やストレス低減に効果があるとされています。思考が外に出ることで、脳内のワーキングメモリが空き、冷静な判断や集中がしやすくなるのです。

理由②:意識下に埋もれていた“本音”と出会える

書いているうちに、「こんなこと思ってたんだ」「あれが気になってたんだ」と、自分の無意識に気づく瞬間があります。これは、書くことによって顕在意識と潜在意識がつながり、自己対話が始まるからです。

モーニングページは、他人に見せない前提で書かれるため、自分でも驚くような“素の思考”が現れます。こうした自己対話は、自分の価値観や本音を可視化し、「どう生きたいか」「本当にやりたいことは何か」を見つける助けになります。

理由③:創造性の“詰まり”を解き放つ

「何かを作ろう」としたとき、アイデアが出ないことはありませんか? その原因の多くは、自己批判や不安といった“内なる編集者”の存在です。

モーニングページのルールは「評価しない」「止めない」「ただ書く」。この行為によって、創造性を妨げていた批判的な思考が脇にどけられ、本来の自由な発想が動き出します。

実際、作家やデザイナー、経営者など、創造的な職業の人たちがモーニングページを取り入れているのは、創造の「詰まり」を解消する力があるからです。

習慣化のポイント

始めるのは簡単ですが、続けるにはコツも必要です。

  • ツールにこだわりすぎない:高級ノートでなくても、A4のコピー用紙でもOK
  • 書く時間を固定する:朝起きてすぐ、顔を洗うより前に書くのが理想
  • 読まない・見せない:他人にも自分にも評価させないことで自由度が保たれます

おわりに:整った脳が、整った人生をつくる

モーニングページは、「書く」という行為を通じて脳と心を整理し、創造性と自己理解を促進するパワフルな習慣です。

もし、朝のモヤモヤに悩まされていたり、何か新しいことを始めたいと思っているなら、まずはペンとノートを手に取ってみてください。あなたの内側にある“本当の声”が、そこから聞こえてくるはずです。

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